第四:愛の法則

魂の目的は、自身の自由な決断で、無償の愛の経験を通して、幸福になることである。
愛なくして進化はなく、愛なくして叡智はなく、愛なくして幸福はない。
愛は、霊的宇宙を調和し躍動させる力である。

「愛の法則」は「魂の法則」の中で最も重要なもので、本書の多くがそれに割かれています。その為この法則を要約することは大変難しく、全部お読みいただくことをお薦めします。

以下概要

 
 愛VS我欲
魂は、幸せになるために愛を必要とする。
愛とは他人のことを自分のことのように感じることのできる能力で、そうなると、人が幸せになる手助けをしたいと望む。愛すことのできる能力も、独自に発達させなければならない能力だ。
愛は、霊的宇宙を調和し躍動させる力で、本当のものと永続的なものは、愛の基盤にのみ構築できる。
他者を愛したければ、自分を知り、自分を愛すことから学びなさい。自分自身を愛せない者には、他者を愛すことができない。
自分を知るということは、感情(魂)と思考(頭脳)とを区別できることだ。
エゴは頭脳で生まれ、愛とは両立し得ないので、愛したいと願う者は、自我を放棄しなくてはならない。愛の学習とは、我欲からの脱却を学ぶに等しい。
感情と思考に葛藤がある場合には、思考を修正すべきなのだ。
愛は、無条件でなければならない。
 

 人間関係と「愛の法則」   
愛の絆と結婚とは別物で、地上の90%の結婚に真の愛は存在していない。 愛情で結びつく僅かな夫婦も、まだそれぞれの我欲を克服する必要がある。 「愛が結び合わせたものを、我欲が引き離してはなりません」

 「愛の法則」から見た病気
感情を抑圧すると魂が病気になってしまい、魂と緊密に結びついている肉体も、病気になってしまう。多くの病気が感情的葛藤から生まれている。「エゴ的感情」を手放して、愛の方向に自己変容しなければならない。